どんぶらこにっき
風に吹かれてどんぶらこ〜、と2006年8月、スペイン・バルセロナに流れ着きました。 ESADE MBA(18-month programme)を経由し、2008年4月より再びトーキョーに戻ってきました。
崖の上のポニョ
2008年 08月 18日 (月) 22:45 | 編集
ghibli_ponyo.jpg
『崖の上のポニョ』を鑑賞。
いろいろな評判があるようだけど、ジブリ好きとしてはおさえとこうかなー、というカンジで。

・・・ストーリーは、かなりあっさりめ(子ども向け?)。
外に向けるメッセージ性は、そんなに強くない気がした。
『ナウシカ』とか『もののけ姫』あたりをイメージして観ると、ギャップが大きくなるかもしれない。
作品ができるまでのドキュメンタリーで、宮崎監督の母への思いが投影されていたというようなことをやっていたので、もしかしたら内に向けて作った作品なのかもしれない。

ジブリ作品の色づかいが好きならば、観てもいいかも。
出てくる食べ物は変わらずおいしそうだし(特にハム)、今回は、人物と背景のタッチが違っていて、興味深かった。
背景は、クレヨン画みたい(・・・うまく言い表すボキャブラリーがほしいところ)。

あと、ほんわかしたい方も。
ポニョ(宗介もそうだけど、子供に演じさせたのはよい)と、あと妹たちがすごくかわいらしい。
映画館にいた子どもの「ポニョだ〜〜〜!」にもほんわかしたワタシ。

個人的には、「とじこめたがる!」とポニョに悪者扱いされるお父さん(フジモト)がちょっとかわいそうだった。
ポニョのことが心配でたまらないあまりの行動、とポニョにもいつか分かってほしいなー、なんて。
芸術言語論〜沈黙から芸術まで〜
2008年 07月 19日 (土) 23:55 | 編集
吉本隆明さんの講演会を聴きに行った。

御歳83歳。
若い人には、よしもとばななの父、の方が通りがいいかも。

彼の著作には、まったくといっていいほど触れたことがなかった。
難しそう・・・というイメージにひるんでいた、というかいる。
それがなぜか今回、アンテナが向いた。

なぜだか分からなかったけど、出てこられた瞬間、涙が出そうになった。
なぜだか。

結局14:00過ぎから、1時間半の予定が倍になり、17:00ごろ糸井さんがドクター・ストップ?をかけるまで、講演は続いた。
やや不明瞭な部分もあったり、すぐ理解するのには難しいところもあったりしたけれど、それより何より、全身で自分の考えを伝えようとするその姿に、3時間圧倒されっぱなしだった(と、後で整理)。

あるときから、自分の考えを述べるのを、意識的に避けることが増えていた。
極力必要に迫られたときのみ、と言ってもいいくらい。
そう見えているかどうかは別として、そうするときも、押しつけにならないように、慎重に慎重にしてきた。
なぜだか詳しく振り返ったことはないけれど、たぶん、自分が人に発する言葉は必ずしも自分の意図をじゅうぶんに表せるものではない、だったら言葉は少ない方が・・・と思ったのと、他人に影響を与えるなんて、と思うからだろう。

吉本さんが特に力を入れて述べていたのが、
「言葉には二種類あって、言葉を樹木とするならば、幹に近いものが自分にだけ通じればよい言葉(吉本さんの言葉では、自己表出)、枝から分かれ葉・花・実となったものが他人とコミュニケートするときの言葉(同じく、指示表出)」
ということ。

自己表出と指示表出が同じでなければならない、同じでありたい、と思いこみすぎていたのかも、とぼんやり感じた。
あとは、吉本さんを見ていて、自分の思いや考えを伝えようとすること(伝わることではなく)は、悪くないとも。
いい場に立ち合わせてもらったな、と思った講演だった。

イヴェントごとに、客と写真を撮る(これは『ほぼ日』の習慣みたい)というので、その写真がこれ。
自分でも、どこにいるか分からない・・・
080719_yoshimoto.jpg
My Blueberry Nights
2008年 07月 15日 (火) 23:22 | 編集
ウォン・カーウァイ、初めての英語作品。
まず、この写真にやられた。
myblueberrynights.jpg

ワタシは彼の作品の感じが好きなので、結果としてはかなりツボだった(過去のいくつかの作品と違って?、ちゃんと結末はある)。
彼独特の色彩感も健在。

彼の心変わりで失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)。
彼女をなぐさめたのはブルーベリー・パイ。
それを焼く、カフェのオーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)。
それでも彼を忘れられないエリザベスは、旅に出てしまう。

旅先でウェイトレスなどをしながら、ジェレミーに手紙を書き続けるエリザベス。
物理的な距離をどんどん広げながら、心の距離がどんどん縮まる2人・・・うーん、いい・・・

ノラ・ジョーンズ、とってもいい雰囲気を出していた。
ゴージャスな女優と違ってすごく親近感があるというか・・・でも、角度とか瞬間によっては、女優以上にキレイに見える。
彼女の歌、じっくり聴いてみたくなった。

共演者は、がっちり芸達者でかためられている。
最初はちょっとイケてないカフェのオーナーだな〜、と思っていたジュード・ロウも、ストーリーが進むにつれ、だんだんかっこよく(もともとかっこいいんだけども)見えてくる。

エリザベスが旅先で出会う、警官役のデヴィッド・ストラザーンと、その元妻レイチェル・ワイズの2人がまた秀逸。
互いの心の距離感がうまくつかめず、もがく2人。
レイチェルの色っぽさにクラクラ。

実は途中で時計を2回観たから、はまりこんであっという間、というわけではなかった(特にナタリー・ポートマンのエピソード)けれど、結末に向けてはやはり引き込まれた。
時折はさまる、ブルーベリー・パイと溶けたアイスクリームの絡み合う映像がGood。

昨日観た『ホテル・ルワンダ』とはまた別の、娯楽としての映画を楽しめた。
ホテル・ルワンダ
2008年 07月 14日 (月) 23:35 | 編集
ずっと観たかった映画のうちの1本。
・・・観られてよかった。
日本で公開されて、よかった。

民族対立によるルワンダ紛争のまっただなか。
主人公は、外国資本の高級ホテルの有能な支配人、ポール・ルセサバギナ。

異変に気がついた後も、隣人が危害を加えられるのを目の当たりにしても、最初は家族だけを守ろうとする。
だけど、事の重大さに気がつき、ホテルに難民を受け入れることを決意。
結果、1000人以上の難民の命を救ったという話。

英雄になろうとしてなったわけではなく、でも確かに心が変化するさまが、静かに描かれていく。

フツ族のポールと、ツチ族(虐殺された側)の妻。
過激になる一部のフツ族と、彼らによって虐殺される側にまわる穏健派のフツ族。
結果的に、虐殺を止められなかった国連や諸外国(中立というのは、ときには傍観すること、というのを改めて感じた)。

とても印象的だったのが、諸外国が介入するかもしれないというしらせに喜ぶポールに向けられた、ジャーナリストの言葉。
(結局彼は、大虐殺の現場をおさえながら、白人というだけで優遇され、避難させられる)
世界はあれを見て"怖いね"と言うだけで ディナーを続けるさ
CHEMISTRY2008ツアーファイナル
2008年 07月 04日 (金) 23:44 | 編集

CHEMISTRYのツアーファイナル@武道館。
気合入れて、半休して参戦。

最終日は、記憶にある限り初めて。
4月の8列めに比べ、席は2F・・・けれど、2列めだったのでステージ全体含めよく見えた。
スカパー!で生中継されていたせいか、トークも4月よりがんばっていて、かなり盛り上がった。

特にバラードメドレーがナイス。
大好きな『最後の夜』をやってくれたので、大満足。

次は歌のみで聴かせてほしいなぁ。
また行こう。

それにしても暑い・・・そうだった、日本の夏はこうだった。
梅雨明けも間近かな。
アース
2008年 06月 17日 (火) 23:30 | 編集
休みだったので、朝からギンレイへ。
ここ2,3年、自然を扱った番組や映画を観るのが大好きになった。
その1つ、前から観たかった『アース』を鑑賞。

earth.jpg
『プラネット・アース』と(アネハヅルのヒマラヤ越えとか)かぶる映像があるなと思ったら、同じBBC制作だった。

【気に入った点】
・極楽鳥(オス)の求愛ダンス(地面を片付けて、自分でステージを作るところが本当にかわいかった)
・定点カメラ(桜とか紅葉とか、葉から開花or紅葉→冬への様子が早回しで見られる)
・鳥っぽい視点のカメラ(何百m?かの上空から、ホッキョクグマなどが歩いている様子が見られる、なんか切ない)

【残念だった点】
・出てくる動物で、名前が出てこないものがあった(クラゲ?みたいなヤツとか)
・アデリーペンギンが急いでいた理由が分からなかった

どうやって撮影したんだろうという映像が目白押しで、全体的にはとてもすばらしい。
自然の厳しさは感じられながらも、直接的に残酷なシーンはない(この先食べられちゃうんだな〜というのが想像できる程度)ので、安心して観られる。
地球が危機にあることはナレーションでも言及されるけれど、押しつけがましい感じでもなく、観客に考えさせるような構成。

DVDが近日発売とのことで、予約。
最近、観たい映画が多くて困る。

その後ホットヨガ→家の掃除、と休日らしい1日。
ONCE ダブリンの街角で
2008年 05月 11日 (日) 20:45 | 編集
ギンレイにて鑑賞。
そんなに混んでいないかと思いきや、ほぼ満席。
(次の『再会の街で』の回は、外にまで行列ができていた)
休日は混んでいるなぁ・・・

去年行ったので、街並みがたくさん出てくることを期待しつつ鑑賞。
と思いきや、住んでいる人の話だったので、グラフトン・ストリートやセント・スティーブンズ・グリーン(公園)が出てきたくらい。

恋人に逃げられたストリート・ミュージシャン(母が亡くなり独りになってしまった父の掃除機修理屋を手伝っている)と、楽器店でピアノを弾くことが楽しみのチェコ移民の女性(娘あり、この子がかわいい!)が出会う話。
思いのほかさわやかなストーリー。
2人の歌が、曇り空の似合うダブリンの街によくマッチ(アカデミー作曲賞に選ばれたらしい)。
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