風に吹かれてどんぶらこ~、と2006年8月、スペイン・バルセロナに流れ着きました。 ESADE MBA(18-month programme)を経由し、2008年4月より再びトーキョーに戻ってきました。
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芸術言語論~沈黙から芸術まで~
吉本隆明さんの講演会を聴きに行った。

御歳83歳。
若い人には、よしもとばななの父、の方が通りがいいかも。

彼の著作には、まったくといっていいほど触れたことがなかった。
難しそう・・・というイメージにひるんでいた、というかいる。
それがなぜか今回、アンテナが向いた。

なぜだか分からなかったけど、出てこられた瞬間、涙が出そうになった。
なぜだか。

結局14:00過ぎから、1時間半の予定が倍になり、17:00ごろ糸井さんがドクター・ストップ?をかけるまで、講演は続いた。
やや不明瞭な部分もあったり、すぐ理解するのには難しいところもあったりしたけれど、それより何より、全身で自分の考えを伝えようとするその姿に、3時間圧倒されっぱなしだった(と、後で整理)。

あるときから、自分の考えを述べるのを、意識的に避けることが増えていた。
極力必要に迫られたときのみ、と言ってもいいくらい。
そう見えているかどうかは別として、そうするときも、押しつけにならないように、慎重に慎重にしてきた。
なぜだか詳しく振り返ったことはないけれど、たぶん、自分が人に発する言葉は必ずしも自分の意図をじゅうぶんに表せるものではない、だったら言葉は少ない方が・・・と思ったのと、他人に影響を与えるなんて、と思うからだろう。

吉本さんが特に力を入れて述べていたのが、
「言葉には二種類あって、言葉を樹木とするならば、幹に近いものが自分にだけ通じればよい言葉(吉本さんの言葉では、自己表出)、枝から分かれ葉・花・実となったものが他人とコミュニケートするときの言葉(同じく、指示表出)」
ということ。

自己表出と指示表出が同じでなければならない、同じでありたい、と思いこみすぎていたのかも、とぼんやり感じた。
あとは、吉本さんを見ていて、自分の思いや考えを伝えようとすること(伝わることではなく)は、悪くないとも。
いい場に立ち合わせてもらったな、と思った講演だった。

イヴェントごとに、客と写真を撮る(これは『ほぼ日』の習慣みたい)というので、その写真がこれ。
自分でも、どこにいるか分からない・・・
080719_yoshimoto.jpg
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あぁ、なんだかとても心に響く日記でした。

>あるときから、自分の考えを述べるのを、意識的に避けることが増えていた。

私も特にこの1年、自分にこれをすごい感じてて、それがいいのか悪いのか、なぜそうなのか(なんとなくわかってはいるんだけれど)について、あまり考えないようにしていた気がする。
逆に何も考えてないように見せたり、ね。

よしもとばななのお父さんなんだ?知らなかった。
ちなみにばななは結構好きです。
Fumiっぺ | URL | 2008/07/23/Wed 00:39 [編集]
うれしい!
>あぁ、なんだかとても心に響く日記でした。
そう書いてもらえてうれしいな~、ありがとう。

自分の言葉と、他人に伝える言葉とのギャップに悩むならば、1人で生きていけばいい、という選択肢もあれど、やっぱり人といるときは楽しいしね。
矛盾と知りつつ、それでもバランスをとろうとするのか否かは、その人次第なのかもね。

ばななさんのお父さんと知りつつ、彼女と違って壁を感じていたのだけど、今回はいい機会だったよ。
まぁ | URL | 2008/07/24/Thu 00:23 [編集]
ほぼ日で気になってました!
ご無沙汰してます!
吉本さんの講演行かれたのですね。
ぜひぜひお話聞かせてください。気になってましたぁぁ。
かこ | URL | 2008/07/25/Fri 23:25 [編集]
こちらこそゴブサタです!!!
>かこさん
暑い毎日ですが、お元気にお過ごしですか??

吉本さんの講演、きっと後からじわじわくるんだと思います。

お食事話がありましたね、あれやりましょう。
ワタシもお聞きしたいことがございますの。
まぁ | URL | 2008/07/29/Tue 08:01 [編集]

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