風に吹かれてどんぶらこ~、と2006年8月、スペイン・バルセロナに流れ着きました。 ESADE MBA(18-month programme)を経由し、2008年4月より再びトーキョーに戻ってきました。
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梁石日『闇の子供たち』
ずしりとくる、あるいはガッツリしたものが読みたいと思って手に取った本。
結果的には、ずしりもガッツリも超えてしまった。
1週間くらい前に読み終わっていたのだけど、間をおかないと書けなかった・・・
天童荒太の『家族狩り』も読んでいてかなり辛かったが、この本はダントツ。

舞台はタイで、人身売買、売られた幼い子供(8歳~)の売春、それを買うペドフィリアたち(日本語ではいたたまれないので・・・)、病気になった子供の行く末、臓器売買・・・それと闘おうとするNGOの日本人職員の話。

心がひたすら暗くなる、直接的な描写の連続。
大げさでなく、これでもかこれでもかと続く。
小説の形をとっているので、フィクションだと言い聞かせながら読み進める。
・・・でも、大なり小なり似たようなことが現実では起きているのだろう。

結局は、先進国であってもそうでなくても、社会的弱者といわれる人々がいろいろなことのしわ寄せを真っ先に受ける(傾向が強い)。

自分に何ができるのだろう、とか、自分の生活はそういうことの上に成り立ってるのかもしれない、とかそういうことじゃなくて、ただただ、残酷な現実がこの世にはありすぎるほどある、ということを突きつけられた。

ああいう終わり方も、結局は小説だから、という落とし前をつけるためなのかな、と思った。
もしこれが事実で、この本が小説の形を借りたノンフィクションなのだとしたら、これもまたそれを伝えるペンの力。
作者がこれを書いた意図、機会があればぜひ知りたい。
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これ映画化されたよね。
妻夫木聡か江口洋介のどっちかがインタビューで、あまりにも重いテーマで最初出演を断ろうと思った、っていうようなことを言ってたよ。
そんなずしりと重い小説をどんな風に映画化したか興味あるなぁ。DVDでたら見てみようかな。。
まさこ | URL | 2008/10/01/Wed 13:02 [編集]
そうそう
>まさこさん
コメントありがとう~。

そう、これ映画化されたんだよね。
書き忘れたけど、どう映像化されたのか興味深いよ(個人的に、ヒロインが宮崎あおいってカンジはしないんだけど)。
タイでは上映禁止になったみたいだし、ワタシもDVD出たら観てみたいな。
まぁ | URL | 2008/10/02/Thu 23:18 [編集]

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