風に吹かれてどんぶらこ~、と2006年8月、スペイン・バルセロナに流れ着きました。 ESADE MBA(18-month programme)を経由し、2008年4月より再びトーキョーに戻ってきました。
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海堂尊『チーム・バチスタの栄光』
遅ればせながら読破。
またもや睡眠時間を削り、3時間弱で読み切ってしまった・・・止まらない。
次に控えるは、東野圭吾『さまよえるう刃(間違えた・・・失礼)』・・・寝る前に読むのは我慢。

おおかたスイスイ、というかグイグイ読めてしまう。
『このミステリーがすごい!』受賞作だけど、文章そのものを丹念に味わう(=文章の中にヒントや複線がある)タイプではない。
ジェットコースターに乗せられているような感覚。
きっと著者も、すらすらすらっと書いてしまったんじゃないだろうか。
内容は決して軽いだけのものではないけれど、久々に読後のスカッと感を味わった。

反面、専門用語の部分はちょっと重い。
小休止の意味もあるのかもしれないが、せっかくのスピード感がそがれるような気が個人的にはした。

主人公コンビ(田口・白鳥)の別の作品もあるようなので、要チェック。

ご多分にもれず映画は観ていない。
白鳥(映画では阿部寛)と藤原さん(同じく野際陽子)が、自分のイメージと全然違う・・・
でも、主人公も男性から女性になっているし、別物と思えばおもしろそうではある。

【あらすじ(引用)】
桜宮市の東城大学医学部付属病院はフロリダのサザンクロス心臓疾患専門病院から心臓外科の権威、桐生恭一を招聘し心臓移植の代替医療であるバチスタ手術を専門に行うチーム、『チーム・バチスタ』を結成、『チーム・バチスタの奇跡』と呼ばれる程の驚異の成功を収めていた。しかし成功率100%だったチーム・バチスタが3例立て続けに謎の術中死に遭遇する。医療ミスか、単なる偶然か、それとも故意によるものか。マス・メディアにより世間の注目を集める中、疑念を解明するため病院長・高階は神経内科学教室の万年講師で『不定愁訴外来(別名・愚痴外来)』の責任者・田口に内部調査を命じる。
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東野圭吾『宿命』
引っ越して、はや一月半。
でも、なんだかまだ片付ききらない(いつものことだけど)。

捨てながら整理しているのがよくないのだろうか。
いったん、それぞれの持ち場に納めてしまってから捨てたほうがいいのかも。
うーん。

本もその対象で、一応購入はセーブしている、基本的には・・・
でもハードカバー以外には、つい手が伸びる。
そして、窓際に積まれる本の山。あああ。

東野圭吾の『宿命』もそんな本。
そして、2,3時間で読み切ってしまった。

最近のものと、文章から受ける印象が少し違うなぁ・・・と思ったら、15年くらい前の作品。
若さというか、緻密そうでいて、でも全体的に勢いが感じられる。
いい意味での荒削りさ(?)が新鮮だった。

かつてのライヴァル(1人はそう思ってなかったんだけど)だった2人が、ある事件をきっかけに刑事と彼に疑われる者として再会。
しかも、刑事のかつての恋人(+忘れられない人)は、疑われている方の奥さんになっていた。
感情のもつれの描写が、ほどよい加減でよかった。

途中まではミステリー、最後の方にどどっと趣が変わり、本のタイトルがテーマとなる。
「ラスト10ページを先に読まないでください」と書いてあるが、本当にそのとおり。

この人の著作は、早く文庫化してほしいものだ(勝手)。
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最近の読書、覚え書き
活字中毒、復活。
ジャンルは違えど、どれもオススメ。

とある友人は、伊坂幸太郎がお気に入りとのこと。
本帰国後にとっておくかな。

佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』『サマータイム』
(読後さわやか)

東野圭吾『手紙』
(上の『しゃべれども~』と同じく旅行中に読破、小説だけれども非情な現実)

篠田節子『百年の恋』
(上2冊と同様、キャリアウーマンの主人公が見せる素顔がおもしろい、けれど働く女性はみんなこうと思われたら困る)

東野圭吾『幻夜』
(『白夜行』の続き、一晩で読んだ・・・こんな人生は重すぎるなぁ)

村上春樹『スプートニクの恋人』(再読、もう10回以上は読んでいるが)

カルロス・ルイス・サフォン『風の影』
(今コレに取り組み中、翻訳本特有のちょっととっつきにくい文体、でもバルセロナが舞台となっているためワタシにとっては入りやすい)

浅田次郎『蒼穹の昴』
(次に挑戦する予定)
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江國香織『泣く大人』
最近、いろいろな人が日本の本を貸してくれる。
ありがたいことだ。


小鹿夫妻に借りた、江國香織の『泣く大人』。
エッセイだし、何度か読んだことがあるので、すらすらすらっと読めてしまった。

留学する前、もっぱらワタシは小説読みだった。
そして、現実にいそうな、でもどこか現実離れした主人公が多い彼女の小説を、かなり愛読していた。
『ホリー・ガーデン』や『落下する夕方』、『神様のボート』は何度読んだかしれない。たぶん100回くらいは読み返している。

だけど、今回はなんだかしっくりこなかった。
彼女のエッセイや小説の持つ空気感を味わうには、Barcelonaのこの気候は少し明るくからりとしすぎているような気がする。
灰色の雲がたれこめて今にも雨が落ちてきそうなところ、イギリスとかが似合いそう(灰色の雲、という点では、ミラノもよさげ)。

内容は、雨(彼女の飼い犬)や男友達、ほしいものについて。
小説の主人公同様、彼女もどこか浮世離れした人に思える。
井戸がほしい、鯨の歯がほしい(虫歯ができやすいようなので、まあ分からなくもない)とか。
なんとなく、遠くから見守っていたいような^_^;カンジ。

とはいえ、また新刊も出ているようなので、日本に行ったら要チェック!
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ハルキムラカミ
買い物中、村上春樹の『海辺のカフカ』が平積みになっているのを発見!
表紙が違うと、感じがずいぶん変わる。
そして、帯に本人の写真まで!日本ではありえないだろう・・・

独特の表現になじみきれないせいか、春樹さんは好きな作家とは言いがたい。
彼の小説の中で読み返したいなと思うのは、『スプートニクの恋人』『ノルウェイの森』くらい。『アンダーグラウンド』(地下鉄サリン事件のノンフィクション)も読みごたえがあった。
『海辺のカフカ』も読んだけれど・・・

ただ、彼の作品のあの空気感が、スペイン語ではどんな風に表現されているのかは気になる。
彼の作品に限らず、外国語で翻訳された日本の小説はどんな感じなのだろうか。

小説は書かれた言語で読むのが一番(※)と思っているのと、英語で物を読むのは苦手(こっちの理由の方が大きい)というのもあって未知の世界だけど、手に入ったら挑戦してみるかね。よしもとばななあたりから。

(※)といっても、英語のreadingはホントに好きじゃないので、結局日本語で読んでしまうワタシ・・・
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灰谷健次郎氏
灰谷健次郎氏が亡くなったとのこと。

氏の著作の中で読んだのは『天の瞳』シリーズ、しかも読んだのはかなり前で、全巻を読んだわけでもない(これ、完結したのだろうか・・・)。
でも、不思議に心に残る小説だった。

主人公の倫太郎はいうまでもなく、周りの大人たちがとても魅力的に描かれていて(教科書的、という批判もある)、あんな風に子どもに接することができるのだろうか、と読みながら思ったっけ。

氏の思想については否定的な意見もある。
氏に限らず、作家個人の持つ思想に相容れないことも多い。
ただ個人的には、作品それ自体がすばらしいと思えたら、純粋にそれらに敬意を表したい。

帰国したら、改めて『天の瞳』、それから『兎の眼』(こちらは未読)を読みたいと思う。
ご冥福をお祈りします。

#今年の有名人の訃報は、なんだか「えっ」と思うものが多い。
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恋の感想戦
最近は「負け犬」とか「働く女」とか、流行の言葉にひっかけた記事が多くて食傷気味の『AERA』だけど、ときどきピピッとくる記事が載る。

「恋の感想戦」というのは、今週出ていた記事。
将棋の対局終了後に、お互いの手をあーでもないこーでもないと振り返るのを「感想戦」というらしい。
で、それを、終わってしまった「恋愛」にも応用できないか、という提言なのだそうだ。

なぜ自分たちの恋愛はうまくいかなかったのかを考えることで、その後の恋愛に役立つに違いない・・・
とはいえ、現実の恋愛ではなかなか難しい(振った側にはメリットがないから)。

ということで、昔を思い出し「一人感想戦」(記事の最後に出てきた倉田真由美(漫画家の方)が勧めていた)をやってみたのだが・・・
終わったこととはいえ、けっこう痛い。

ヒマツブシにやるのはいいけど、真剣にやるのはどうかなー。特に、落ち込んでいるときには。
やっぱり、思い出はそれらしく、美しいまましまっておくのがいいね~。前を向いて歩いていくべし、うん。

ちなみに、将棋の世界では、その場で勝者が大喜びするのは不作法なのだそうだ。
奥ゆかしいね~。
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